プロッツァ 「ミレット」 (Prozza Miletto)
電動スクーター 原動機付き自転車登録
2017年3月 登録抹消しました。
期待していたんですが、最近話題になっている2030排ガス規制もあって、
原付は将来すべて電動では?という話しもありますが、まだ改善すべき点が
たくさんありすぎて、電動バイクの出番はずっと先です。発売元も製造販売を
2016年12月で終了したので、引き取り業者も受け入れなくなりました。技術が
スキなので、将来性に乗ってみたのですが、早すぎました。
この電動スクーターの発売元はプロスタッフ。 ワックス等のカー用品を発売している会社だ。
カー用品店で「PROSTAFF」のロゴには見覚えがあったが、さまか電動スクーターを発売してい
ようとは思わなかった。電動スクーターに限らず電動の乗り物は、パーツ数が原動機に比べて
少ないらしく、失礼かもしれないが聞いたことのないメーカーからいくつか発売されている。もち
ろんヤマハのようなよく知られた企業からも発売されているが、さすがにバッテリーはLi-ionとか
専用設計のフレームや部品等の開発・・・ということで、かなり高価である。ヤマハは一度蓄電
池の問題があって仕切り直ししているから、なおさらである。 さて、このスクーターの話しに戻
ると、華奢なつくりでHPのCFにも女の子を起用し、まいこはんも登場!という事でとっても女性
を意識したものだ。色もたくさん合って選べるし乗っていることが楽しくなるし、見てみて〜!
的な感じでも、楽しい乗り物である。 当然、これに娘が乗ることを十分に意識して選びました。
機械的な部分をまとめると、たぶん別の企画のために作られた?フレームとボディじゃないか
なぁと感じる部分があります。ハンドル右側のスイッチ類ですが、ポジション等?のスイッチがあ
るのですが、操作しても何も起きません。セルモーターのスイッチもあるのですが、これは警笛
が鳴ってしまいます。左のスイッチ周りは全てそのまま動作します。スイッチの動きや樹脂製部
品の加工精度など結構いい、国内製造のモノよりそれなりに好感が持てる部分も多いと思う。
他のボデイーパーツ部分のバリ取りなどは、バリとったよってわかる感じですが自転車程度の
加工と考えられます。しかし、部品の強度などは肉厚と面積などを見て、さすがにスクーター用
を十分考えた安心できるものである。塗装にはやはりたれがあり、ちょっと前の某国の自動車
に見られたような感じ?だ。フレームは鉄製だが、リアはモノサス構造でスイングアームの奥に
ショックがあるタイプ。シートが固めなので、このサスがソフトでとっても助かっている。 シート
はたぶんペダルでこぐために固めなのでしょう。ペダルは坂道で20キロ以下ぐらいに速度が低
下したときにこぎます。ペダル1回転でほぼリアタイヤ4回転かな〜、頑張れ頑張れって心で叫び
つつ、後方に注意しながらこぎます。 ピッカピカのホイールはアルミ製です。詳しい材質までは
わかりませんが、35キロが最高速度なので、特殊なアルミ合金じゃなくても全く問題ないでしょ
う。とにかく全体的に軽量化されていますから、大事に乗らなきゃダメ!です。たぶん昭和40年
代ころまでのバイクを想像していれば、だいたいは納得できます。リアキャリアはとっても頑丈で
このあと、GIVIのリアボックスをつけました。
中国では、電動自転車がかなりはやっているようで、補助灯火類の整備なども含め、日本での
基準に適合しないモノを安易に輸入販売する業者があるようで、逮捕者まで出てしまっている。
しかし、この「ミレット」は発売元がとても真面目に取り組んでいる姿がわかる乗り物である。その
姿勢は購入後の愛用者登録(全員)完了から有効な簡易ロードサービスや、図のたくさん入った
取扱説明書を見ただけでも感じ取れるのだ。 取説には文章ばかりが書かれたもの、図の少な
いわかりにくいものを時々見かけるが、対してこの車両のものは理解してもらおうという気持ちに
あふれており、つまるところ図を多く用いることになっているのだ。 そこには、大手メーカーのよ
うな無駄を省き洗練された、そつのない最小限で無難なものとは明らかに異なるものが感じられる。